【大学受験】ゼロからでも分かる古典文法を解けるようにする方法〜助動詞の識別を得点源に〜

みなさん、こんにちは!!れいなお塾(=当サイト)の代表かつ横浜市(戸塚区や港南区)を中心に家庭教師Confidenceとして、個人で活動をしている伊倉です!(家庭教師Confidence については、興味がある方はこちらの記事まで!)
今回は、InstagramのDMで、フォロワーさんからある悩みを頂きました。(Instagramでは、随時DMから相談を募集しているので、良ければこちらから見にきてください!)
その悩みとは、、、
「古典の助動詞の識別ができない」
という悩みでした。助動詞の識別って本当にむずかしいですよね、、、笑
そこで、今回の記事では古典の助動詞の識別をどうやって攻略すればいいのか?という悩みを解決します!
また、この「助動詞の識別」を攻略することで得られる具体的なメリットも提示していこうと思います
それでは、早速内容に入っていきます!

・偏差値40台の高校から、1年の浪人を経て、上智大学に合格!🌸(現在3年生)
・計5000時間、独学で勉強した経験から「できない」を「できる」に変える勉強法を考案!
・塾講師バイトを3年経験後、現役大学生ながらフリーランスとして家庭教師Confidenceを今年4月から始動🔥
助動詞の識別とは!?

そもそも、古典の「助動詞の識別」って何!?という人もいると思うので、「助動詞の識別」ってなんぞや!?というところから解説して参ります!
まず、古典文法とは、ほとんどが助動詞によって構成されています!
様々な助動詞が存在し、その意味や接続などを暗記していく必要があります。
ここで課題となるのが”同じ音”の場合があるということです!
例えば、助動詞の「なり」という音には、断定の「なり」と伝聞推定の「なり」という2種類があります。
そのため、文章に合わせて、今回の音は、どの意味で用いられているのか?を判断する必要があります!
これを「助動詞の識別」と言います!!

助動詞の意味や活用を覚えるだけでも、かなりきついのに、それを使い分けるとか難しすぎ!って感じですよね、、、笑
助動詞の識別のコツ

ここからは助動詞の識別のコツについて本格的に解説をしていきます!
助動詞の識別は以下の2点に留意して、勉強していくと効率的に進めることができます!
助動詞ごとの知識を整理する!
まずは、助動詞の知識を整理しておきましょう!
助動詞ごとの接続や活用、意味などを整理する必要があります。
例えば、助動詞の「る・らる」は何系に接続するのか、活用系はどういう並びだったか、またその助動詞の意味は何か、これらを言えるようにするべきです!

僕は助動詞の意味をなんとなくで覚えてしまっていたのでとても苦戦しました。また、整理するときはあまり暗記に固執せず、問題を解く中で覚えていけると効率良さげです!!
このようにして、まずは助動詞ごとの知識を正しくインプットすることが大事です!(おすすめの参考書はこちらの記事で紹介しています!)
重なる音をグループ分けする!
ここがポイントです!
古文の助動詞の中には、同じ音をしているけど、意味が異なる場合があります。
前述した「なり」がまさにその典型例だと思います。
古文では、「なり」の音を使うパターンとして、大きく分けて4パターンが挙げられます。
- 断定の助動詞
- 伝聞・推定の助動詞
- 本動詞の「なる」の連用形
- 形容動詞のナリ活用の語尾の「なり」
このように、音が重なってしまうものは、意識的にグループ分けをして覚えておきましょう!
そうすることで、「なり」という音を本文で見た時に、これは識別しなきゃいけない音だという風に気づくことができるからです!

このグループ分けをするという思考に至ってからは、だいぶ楽に「助動詞の識別」を攻略することができました!!
助動詞の識別ができると得られるメリット

ここまで、助動詞を識別できるようになるための勉強法について紹介してきました!
最後に、この「助動詞の識別」ができることで、得られるメリットを2つ紹介します!
助動詞の識別ができることで得られるメリットはかなり大きいかも、、、?
文法の入試問題で差をつけることができる!
まず、知っておいて欲しいのは、ほとんどの私大入試の古文では文法問題が出ます。
そして、その多くは「助動詞の識別」の問題です。
そのため、助動詞の識別ができることで、多くの私大入試の文法問題を得点源にすることができます!!

古典の文法問題は間違えると非常にもったいない範囲です!知識を覚えて終わりではなく、識別できる力をつけることで、入試のおける”得点力”に繋がります!
また、読解問題にも、「これ文法の知識があれば、ワンチャン解けね?笑」という問題があったりするので、助動詞を正しく識別し、判断できる力はやはり重要になります!
長文の読みやすさにも繋がる!
これは、意外と気づいていない子も多いのですが、古文の助動詞を正しく識別できるようになると、長文の読解がしやすくなります!
例えばですが、助動詞の意味が「完了」の意味を表しているのか、それとも「受け身」の意味を表しているのかで、現代語訳にかなり差が生まれます。
このように、長文の中に多く存在している助動詞の一つ一つを正確に把握することで、よりクリアに現代語訳することができます!

マニアックな古文単語が出てくると分からないかもしれませんが、助動詞だけはどれだけ本文の難易度が上がっても、共通しているので、ここを理解できる力をつけておくと様々な長文に活かすことができます!
古文の長文読解に関しては、過去の記事で紹介しているので、興味がある方はぜひこちらもチェックしてみてください!
最後に
今回は古文の中でも、助動詞の識別について紹介してきました!
助動詞の識別について、より詳しい勉強法や単元の解説なども今後出していこうかと思っています!
古文の受験勉強では、助動詞の学習が本当に大事になります。
古文の受験における土台となる力なので、ぜひ、早いうちから助動詞などの文法にコミットしてみるのがおすすめです!
もし、こういう記事が読みたいなどのご要望がございましたら、僕のInstagramからDMにて承るので、いつでもご連絡ください!
今後も勉強法に関する記事などをたくさん出していくので、ぜひ次の記事もご期待ください!
それでは、最後までご精読ありがとうございました!!