【大学受験】入試の現代文をなんとなく読むのはNG!?〜評論文に彩りをつけるだけで、本当の評論文が見えてくる!?〜
みなさん、こんにちは!!
れいなお塾(=当サイト)の代表かつ横浜市(戸塚区や港南区)を中心に家庭教師Confidenceとして、個人で活動をしている伊倉です!(家庭教師Confidence については、興味がある方はこちらの記事まで!)
以前、勉強法の記事で、現代文の勉強法の始め方について解説をしました!(まだ見てない方は、こちらの記事も合わせてご覧ください!)
さて、今回はタイトルの通り、現代文の中でも評論文に焦点を当てて進めて参ります!
僕も元々は、現代文がとても苦手でした、、、
模試を最初受けた時も国語の偏差値は40しかとれず、このまま勉強をしても伸びないのではないかという不安に襲われながら勉強していました。(僕が最初に受けた模試の結果は、こちらの記事から見れるのでぜひ見てみてください!)
そんな僕でも、上智大学に合格できるレベルになれたのは、この方法をマスターしたからだと思っています。
この記事を読むことで、なんとなくでしか読めていなかった現代文の構造を明確に読解できるようになります。
現代文で大学受験をする人全員に読んでほしい内容になっているので、早速行ってみましょう!!
・偏差値40台の高校から、1年の浪人を経て、上智大学(法学部)に合格!🌸(現在4年生)
・計5000時間、独学で勉強した経験から「できない」を「できる」に変える勉強法を分析&考案!
・塾講師バイトを3年経験後、現役大学生ながらフリーランスの家庭教師として、家庭教師Confidenceを2022年4月から横浜で始動🔥
そもそも、現代文には2種類ある!?
そもそも現代文という科目では、大きく2つの問題形式があります。(今回は会話文などの形式は割愛しています。)
それが、評論文(=論説文という名前があったりもする、硬い文章)と小説(=登場人物に合わせて物語が進む、話は掴みやすい物語文)です。
以下に、簡単に違いや特徴などをまとめておきました!
評論文について
評論文は、なんといってもロジカルに話が書かれているのが特徴ですね。
例えば、”科学”がテーマの場合は、科学の発展は人類を助けてくれているよね。しかし、この発展が進みすぎるが故に、環境問題を引き起こすというデメリットもあるよね。
というように、硬い文脈で筆者の主張が語られていきますね。
小説に比べると、やはり語句が堅苦しいのが1つの特徴です!
そのため、語句の意味を正確に捉えることができないと問題文の意味を正しく理解できないということも起こります。
漢字などのインプットだけでなく、キーワードのインプットも参考書で行っておくことがおすすめです!(こちらの記事で、おすすめな参考書を紹介しているので、ぜひ参考にしながらインプットをしておいて下さい!)
そして、評論文はなんといっても論理構造の難しさと上記の語句の難易度が重なって、「読めない」、「解けない」という課題が出てくる訳です。
また、大学入試の国語では私立、国立問わず評論文の出題の方が多いです!
そこで、今回の記事では、この先で、この難しい評論文をどのように解くのがいいかについて徹底攻略していきます!!
小説について
小説は、物語形式で話が進んでいきます。
そのため、どのような話なのか、その話ごとのテーマは評論文と比べると、把握しやすいと思います。
例えば、場所は河川敷で、二人の姉妹が買い物の帰り道に話をしているというような、具体的なイメージができる問題が多い印象です。
しかし、その場面における登場人物ごとの内面や心情を推し量る問題はそう簡単に解くことができないこともあります。
「この心情を持っていてもおかしくない」なんて推理が働くと、つい間違えてしまうことも、、、
僕は、小説の方がまだなんとかなった印象はありますが、物語の中で登場人物たちがどのよう心情を変えていくのか、この読解はやはり難しいので。また後日記事にしようと思います!
このような文章は、現代文の中でも小説というジャンルに区分けされます。
評論文の攻略法
ここから、評論文の攻略法を紹介していきます!
一つ注意して欲しいのは、これを知ったから現代文がすぐにできるようになるということでは決してありません。
勉強法の紹介とは、この方法を自分の勉強に落とし込むことで、結果に繋がる努力の仕方を紹介しているイメージです。
なので、勉強法を知ることができたから終わり!ではなくて、この方法を実際に解く時にガンガン応用してみて下さい!!
必要な力は、評論文に彩りをつける力
みなさん、自分たちが解いている評論文の問題を思い返してみて下さい。
ほとんどの問題は白黒ですよね?(当たり前ですが、笑)
そこで、今日提案したいのが、評論文に彩りをつける勉強法です!
彩りをつけるとは言っていますが、5色とか6色とかすごいカラフルにすると、逆に見にくくなるのでそこは気をつけてください、笑
主に使う色は赤と青です!
この2色を適切に用いることで、今とは異なる見え方ができるようになります!
そのため、この2色の使い方をここから解説していきます。
今日からできる勉強法なので、必ず今日から実践していきましょう!!
一般論には、青色を
これは、結論から言うと、一般論の文章に青色をつけようということです。
例えば、地球温暖化の原因とは?という話をしたときに、おそらくほとんどの人は、CO2(二酸化炭素)の排出量が多いからという意見を出すことができると思います。
さらに、そのCO2はどこから排出されるの?と聞けば、多くの人が工場の排気ガスや自動車などが要因と言えると思います。
このように、誰に聞いても大多数が言うであろう意見のことを一般論と言います!
majority側の意見を青色で引いておくことで、まず、今回の話のテーマについて多くの人々はこう考えているということが分かりますね。
この理解は、一見無意味にも思えますが、現代文を解いていく場合は必須の理解と言えます。
その理由は、簡単で、筆者の主張の理解に大きく関係するからです!
考えてみて下さい、上記の地球温暖化のテーマの文章で、みんなは自動車や排気ガスが地球温暖化の主な要因だと考えている。
それに対して、筆者も全く同じ意見です!賛成!!ってなったらどうでしょうか?笑
多分、この文章もう終わっちゃいますね、笑
つまり、一般論と筆者の主張って同じになることほとんどないです。むしろ、対比関係になることがほとんどだと思います!
ということで、青を引くことで、一般論をまずは捉えるというのが大事になります。
筆者の主張には、赤色を
はい、一般論の説明を読んでもらったら分かる方も多いと思いますが、筆者の主張は、一般論とは異なる話の流れになります!
そもそも一般大衆と全く同じ意見の人が、評論文を書いたりしませんよね、笑
評論文を書くということは、それだけクセの強い意見を持っているという訳です!笑
そして、この筆者の主張は当たり前ですが、とても大事です!!
筆者が言いたいことを言うために書かれるのが評論文です。
どんなに大多数が一般論として主張していても、筆者の主張は大多数とは異なる意見であり、その意見をベースに話が進んでいきます。
そこを捉えるができるか否かで読解のしやすさは大きく変わります。
筆者の主張が把握できるということは、筆者がどのような結論に持っていきたいのかが分かるということです。ゴールの見える話は、読んでいて分かりやすいですよね!
このように、一般論=青色、筆者の主張=赤色というような色分けをされた文章は、とても読みやすくなるので、ぜひみなさんも日頃から、評論文に彩りをつけてみて下さい!
まとめ
今回は、難解な評論文に彩りをつけることを提案させてもらいました!
今日の要点をまとめると、、、
Point
- 一般論と筆者の主張は必ず異なる!
- そのため、一般論を理解することで、筆者の主張が分かりやすくなる!
- 筆者の主張が分かれば、ゴールが見えた状態で文章を読めるので理解しやすい!
ということです!
実は、今回の記事では、僕も一般論を意味する言葉と筆者の主張を意味する言葉を色分けしていました!
みなさんも、ノートを書くとき、赤や青、緑などのペンを使いますよね?
全ての文章には彩りをつけることが必ずできます。
ぜひ、文章に彩りをつけることで、まだ見えていない世界を見てみて下さい!
僕が活動している家庭教師Confidenceでは、このようにできない問題を”解ける”に持っていくための受験攻略をその子にあったレベルで提供しています。
国語や英語に焦点を当て、解説を読んで分かった気で終わらない教育を徹底しています!!
もし興味がございましたら、こちらの記事を読んで頂けると幸いです!
それでは、ご精読ありがとうございました。