大手個別指導塾で3年働いた僕が、塾を開業したから分かる大手塾と個人塾の違い!

1、最初に

今回は、大手塾と個別塾の違いについて、どの記事よりも詳細に書いていきます!

筆者は、現在「れいなお塾」というオンライン塾の代表を務めております。大学生の頃は、約3年間大手個別指導塾にて講師として勤務していました。

このように、大手個別指導塾での指導経験があり、かつ個人塾を開業したからこそ分かる大手塾と個人塾のリアルな違いを話していきます!

本当は、個人塾の方がいい!って言いたいんですけど(筆者が個人塾の代表のため)、今回は読んで下さる方が大手塾か個人塾かどちらがいいかを決めやすいように、忖度無しで書いています!笑

塾に悩んでいる方は、この記事を最後まで、ぜひ読んでみてください。

2、大手塾のメリット3選

まずは、大手塾について!(大手塾とは、スクールIEや東京個別、明光義塾さんなどの大手学習塾を指します。)大手塾のメリットはたくさんあるのですが、その中でも特にこれは、塾選びには大事だなと思うポイントを3つ紹介します!

①ライバルが周りに多くいる!

まずは、これは大きいかなと思います。
大手塾だと、なぜライバルが多いのか?そして、ライバルが多くいることがなぜいいのか?順番に解説していきます。

個人塾に比べて、大手塾の方がライバルがたくさんいる傾向にあります。これは、大手塾の定義を考えると分かりやすいです。

大手塾とは、一般的に名前がたくさんのユーザーに知られている塾のことを指します。発展している都市の駅の近くによくある塾は、大手塾になりますね。

そして、お子さんを受験合格などの目的で探している場合は、大手塾を選ぶ傾向があります。これは、名前が知られている塾の方が信頼できるという心理です。そのため、受験意識の高い保護者様は、大手塾を選ぶ傾向があり、その結果大手塾の方がライバルが多いということです。

では、なぜライバルが多いといいのか?

これは、周りに勉強を頑張っている人がたくさんいることで、頑張らなきゃとなれるからです。これは、同調圧力的な感覚だと思います。周りのみんなが勉強をしていると、自分だけ勉強しないのが気まづいって思いませんか?

また、勉強にやる気がある子なら、周りに負けたくないという競争心も育まれます。

このように、周りの環境は受験には、とても大事な要素になります。

②受験に精通したプロ講師と膨大なデータ!

2つ目のメリットは、受験に精通したプロ講師の人数です。個人塾だとどうしても、受験に精通したプロの講師はそこまで多くない可能性があります。

これは、個人塾を運営すると分かるのですが、単純に人件費の問題があります。

大手塾は、資本金も多いので、高額な人件費を支払うことが可能です。そのため、受験のプロ講師などが多くいる可能性は必然的に高いワケです。

また、人だけではなく、データに関しても大手塾の方が強いことが多いです。これは、大手塾が様々な都道府県にあることが大きいです。個人塾だと、その県に根ざしていることが多いので、関東にある個人塾が関西などの学校の受験についてデータが乏しいことは多々あります。

一方で、大手塾だと県を超えても同じテナントがあるので、そこでのデータなどを活用することができます。指導した生徒の母数が大きいという強みがあります。この強みは、規模感という視点で見ても、個人塾にはなかなか実現しにくい強みだなと感じました。

③最寄り駅や家の近くにある!

これも、大手ならではの強みです!

大手塾は、基本的にテナントが日本全国にあります。そのため、最寄り駅や自宅の近くにあることが多いです。一方で、個人塾は、その人の塾なのでどこにでもあるというワケではありません。

この最寄り駅から近いっていう観点、実は結構大事なんです。そもそも塾が必要な時はどんな時でしょうか?おそらく、テストの点数を上げたいとか、受験に備えて偏差値を少しでも上げたいという時だと思います。

テスト前や受験前の時期って時間ありますか?
多分ほとんどの学生が、迫り来る受験に向けて時間がなかったり、部活動があり最寄り駅に帰宅するのが遅くなるなど時間に追われていると思います。

そのため、最寄り駅からすぐ塾に行けるというポイントは、オフラインの塾を選ぶ場合は、かなり大事なポイントになると考えています。

結局は、受験もテストも勉強という作業にどれくらい時間を投資できるのか?という視点が大事だからです。

3、大手塾の最大のデメリット

このように長所に溢れた大手塾にもデメリットは潜んでいます。このデメリットを知らないで、大手塾を選んでしまうのは危険なので、ぜひ知っておいて下さい。

それは、大手塾ビジネスで蔓延っている「フランチャイズ」というモデルです。

フランチャイズというビジネスモデルをご存知でしょうか?
フランチャイズとは、本部と呼ばれる「フランチャイザー」と加盟店(フランチャイジー)が契約を結び、加盟金(ロイヤリティ)を支払うことで、商標の使用権やサービスの販売権利を得られるシステムのことを指します。

この事業モデルは、コンビニエンスストアやファミリーレストランなどでも採用されています。
確かに、このモデルはめちゃめちゃ便利です。事業モデルだけ本部から借りることで、そこの店舗の店長(塾ならば、塾長)が、その塾の看板とシステムを使えるようになります。このモデルのおかげで、僕たちは、どこに行っても大手のコンビニやファミレスを利用できているワケです。

しかし、これは、コンビニのおにぎりや飲み物を買うだけなら良いのですが、塾となると少し問題があります。

例えば、実際にあった話なのですが、教育経験が乏しく、電話受付しかしたことない40代の人でも本部の看板を背負って塾長になれてしまうのです。本部から塾の看板と事業モデルを借りることができるので、お客様から見たら大手の塾に、教育のプロがいるように見えます。

でも、実態は、塾未経験の人が塾長という仮面を被り座ってることも、、、
大手になればなるほど、店舗拡大が進み、フランチャイズモデルの結果、優秀ではない人が塾長や講師になっていることも多々あります。そのような罠に騙されないように、気をつけて下さい。

大手だから安心の時代は、もう終わりつつあります。


4、個人塾のメリット3選

ここからは、個人塾のメリットとデメリットについて書いていきます。前提として、個人塾の定義が少し曖昧なのですが、今回の記事では、個人事業主の方が営んでいる塾とします。そのため、地元のおじいちゃんとかおばさんがボランティアでやってるような形は例外とします。

それでは、早速メリットから紹介していきます!個人塾も意外と良いところがあるんです!

①その子に合ったカスタマイズができる!

個人塾では、生徒一人一人により沿い、理解度や学習速度に合わせて個別にカスタマイズされた授業を受けることができます。これは個人塾を選ぶ際の、かなり大きな要素になります。一般的な大手塾になると、カリキュラムが決まっていたり、このような指導をしましょうというマニュアルがあります。

マニュアルやカリキュラムに沿った授業になると、その子に沿った授業をするというよりも、決まったペースで進むことが増えます。もちろん、勉強が得意な子や理解力が高い子ならそれで問題ないと思います。

しかし、勉強が苦手な子はこのシステムだと思ったよりやりにくいと感じます。

例えば、中学2年生の子が、数学の苦手を克服するために大手塾に入塾したとします。高校受験に向けて、どんどんカリキュラムが進んでしまい、合同証明など図形範囲が苦手なまま進んでしまったとします。

その結果、中3の相似の証明も苦戦してしまい、類似した範囲を区別できず先に進んでしまうこともあります。つまり、このような子には正規のカリキュラムから逸脱するとしても、図形の範囲を入念にやる必要があったワケです。

このように、大手塾だとその子に合わせたカスタマイズが難しいのですが、個人塾の場合は、個別で対応すれば良いだけなので、それがやりやすくなります。

②地元密着型の指導ができる!

これも個人塾にしかない魅力と言えます。大手塾では、一般的に大学受験なら早慶上智、MARCHというように、大衆が目指す目標を叶えることを得意としています。その理由は、簡単で、大手塾ほど教室展開をしてしまうと、ローカルの高校の対策に特化するなどの施策はコスパが悪いのです。

しかし、地元の個人塾は、その地元に根付いていることが多いので〇〇高校の受験に特化した指導を受けることができたり、××中学の定期テストでは、これが出やすいなどその地元ならではの指導を受けやすいです。

このように地元の対策を専門的にして欲しい場合は、大手塾に入るよりその地元にある個人塾に通う方が効率がいいこともあります!

③お客様思いの先生が多い!

これは完全に、主観全開なので、賛否両論あるかとは思います、笑

しかし、僕が実際に現在オンラインで個人塾を運営しているということで、等身大の思いを一つ入れさせてもらいました。これは、個人事業主で塾を運営しないと分からないことだと思うので、赤裸々にお話をしていきます。

まず、個人塾というのは、めちゃめちゃ稼ぐことができる事業領域ではありません。あくまで労働集約型の事業モデルだし、大手との競合では勝ちにくいジャンルだと思います。

ただ、それでも個人塾って結構ありますよね。なぜか?

僕も含めてですが、「好きだから」やっている人が多いと思います。
お子様を助け、成長に導いた結果、保護者様も笑顔になって頂ける。このサイクルがたまらなく好きなんです。

だから、お客様のことを第一に考えてくれる人は、大手塾よりも個人塾の先生の方が多いと思います。勉強の効率や受験の専門性だけではなく、先生としてのサポートの手厚さを求める場合は、個人塾もおすすめです。

5、個人塾の最大のデメリット

個人塾は、悪いイメージも多いかと思いますが、実は個人塾という事業モデルからこのような良い点が挙げられます。

では、一方で、デメリットはないのか?

僕が一番デメリットだと考える点を紹介します。それは、個人塾のコンセプトは「塾長依存」であるということです。

例えば、大手塾だとその塾はこういうコンセプトでやろうというのがあります。そのため、フランチャイズで店舗拡大をして、塾長に色々な人が任命されたとしても、その塾のコンセプトから大きく逸脱することはないです。

しかし、個人塾では、教室の理念などは塾長の独断で決められていることが多いです。そのため、この塾と合わないなんてことも、、、

例えば、お母さんは勉強を強制的にやらされるのではなく、主体的に学ぶ子になって欲しいと考えているとします。それに対して、入塾した塾長は管理型の勉強をガンガンやらせるタイプだとします。

この場合、この個人塾とこのお母さんのニーズは合わないということです。

個人塾に通塾する場合は、このような齟齬には、細心の注意を払って頂けると助かります。

6、まとめ

このように、今回は、個人塾と大手塾について違いをまとめていきました!

少しまとめると、大手塾に向いている子は、

・自学自習が自分でできる
・理解力が高く、授業についていく能力がある
・部活が忙しく、駅近の塾を探している
・MARCH、早慶上智など難関私大を狙っている

一方で、個別塾に向いている子は、

・自分の個性や考え方に合わせてほしい
・苦手な範囲などはゆっくり丁寧に見てほしい
・手厚いサポートを受けたい
・ローカルな学校のテストの対策などをして欲しい

こんな風にまとめられます!

自分はもしくは、自分の子はどっちの塾が合っているかぜひご検討下さい!

また、どの塾を選んだら良いか分からないと悩んでしまった。個人塾で良いところを探しているが見つからない。そんな方は、ぜひ公式LINEを追加して「塾を探している!」と送信下さい!丁寧に相談に乗らせて頂きます!

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「デザイン」の対義語として「アート」という言葉があります。「アート」とは自分の言いたいことを表現する、一方的に伝えることを意味します。一般的な集団塾や一部の個別指導塾では、先生の発言を絶対として、先生に言われたとおりに勉強する「アート」型の学習スタイルが一般的です。

しかし、勉強を勉強法や成績の伸ばし方は一人一人大きく異なるだけでなく、人から指示された内容をこなすだけでは、この先の社会の中で役立つスキルは身に付きません。むしろ、自分自身で自分自身に合った勉強法を考え、思考し、実行して反省することを繰り返し行う力を養うことが大切だと考えています。

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