まだ早い?もう遅い?大学受験で塾に通い始めるのは、いつからか?

1、最初に

今回は、塾に通い始めるのはいつ頃がいいのかについてです!

大学受験をテーマに高校生のお子さんは、どの時期から塾に行くべきかを解説していきます!

筆者は、大手個別指導塾で3年間講師として勤務後、神奈川県の私立学校に非常勤講師として1年間勤務し、2022年にオンライン個別指導塾「れいなお塾」を立ち上げました。以前の塾や学校では、高校1年生から3年生まで幅広く指導をした経験があり、それらの経験も踏まえながら今回は解説をしていきます!

塾に行こうか悩んでいる高校生、またはお子さんの受験に備えて塾に行かせようか悩んでいる保護者様は、ぜひ最後までお読み下さい!

そもそも塾に行くとして、個人塾や大手塾が多すぎてどうしたらいいか分からないという方は、こちらの記事をご覧下さい!


2、まだ早い?もう遅い?通塾スタートのタイミングとは

では、早速本題に入りたいと思います。

高校生の通塾のベストなタイミングは、果たしていつなのか?
主に、高校生が塾に通う目的は、3つになるかと思います。

  1. 学校の授業についていくために補修として利用。
  2. 定期テストの点数を上げるために利用。
  3. 大学受験に備えて、受験勉強を円滑に進めるために利用。

塾に通う理由は、上記の3つに大体の場合は分けることができます。

もちろん前提として、上記の中のどれかの理由で早急に塾に入りたいと思っている場合は、早いに越したことはないです。むしろ、本当のベストなタイミングは、このように「積極的に塾に行きたい」と思えた瞬間がその人にとって通塾を始めるベストなタイミングです!

しかし、ここまで積極的に塾に行きたいと思うのは難しいですよね。(少なくとも僕が高校生の時は無理でした、笑)

そこで、高校1年生、2年生、3年生ごとに通塾を始めるメリットとデメリットについて書いていきます。
そして、最後に僕の考える通塾にベストなタイミングを発表します!


3、高校1年生から塾に通うパターン

まずは、高校1年生から塾に通うパターンを徹底分析していきます。まず、前提なのですが、高校1年生で塾に通ってたら本当偉いと思います、笑

僕は高校1年生の時は、サッカー部に入っていたのでサッカーだけ頑張って家に帰ったらもう寝るという生活でした。だから、こんな早い時期から塾に行くだけでもう偉すぎます。

では、高校1年生から塾に通うメリット・デメリットを紹介していきます。

・高校1年生から塾に通うメリット

まず、学校の授業にしっかり追いつくことができます。高校1年生の時期は、学校環境も変わり、慣れないことが増えます。

そのような状況下では、予想よりも部活動が忙しかったりして、勉強が疎かになってしまうことがあります。

そこで、1年生の時期からしっかり塾に通っておくと学校の授業の復習と予習を塾でやってくれるので、学校の授業でも苦戦することが減り、高校入って1回目のテストで好成績を出しやすくなります。

高校1年生の1回目のテストは、とても大事です。ここで高い点数を取ることができると、次のテストでも高い点数を取らなきゃという原動力にもなります。
一方で、この1回目のテストでしくじってしまうと、「どうせこれくらいの点数しか取れないから、頑張らなくていいや」という惰性が生まれてしまう危険も、、、

この1回目の大事なテストで結果を出すには、早いうちから塾に行っておいた方が有利かと思います。

また、早いうちに塾に通うことで、基礎もしっかり固めることができます。

この基礎固めができているか否かで、今後の大学受験の結果も変わってきます。

・高校1年生から塾に通うデメリット

これは、単純に燃え尽き症候群になるリスクが挙げられます。

早い段階から、勉強を頑張ることになるので3年間のうちに勉強がもう嫌になる可能性があります。

勉強はとてもつまらないし、時にはイライラすることもあります。だからこそ、それを3年間マックスの熱量で継続するのは難しいです。

さらに、高校2年または3年になると受験が近づき、より頑張らないといけない時期がやってきます。その時に、燃え尽きてしまうと受験そのものがうまく行かないリスクもあります。

そのため、高校1年生の時期から塾に行くこと自体は素晴らしいですが、お子さんが納得していないのに、無理矢理行かせるのはおすすめしません。

勉強が嫌いになってしまったら、本末転倒です。お子さんと保護者様がしっかり前向きに合意できた場合は、ぜひ通塾を検討しましょう!というのが、高校1年生の通塾ですね。


4、高校2年生から塾に通うパターン

これは、ちょうど高校の真ん中くらいの時期から通うパターンです。高校2年生の夏くらいから塾に入る子が多いイメージがあります。

受験まで残り2年の時期に入ってくるし、そろそろ塾に通った方がいいんじゃないか?という流れが一般的です。

それでは、高校2年生から通塾するメリットとデメリットについて見ていきましょう。

・高校2年生で塾に通うことのメリット

これは、大学受験というゴールとの距離感がちょうどいい点が挙げられます。

受験まで後2年なので、高校2年の時に基礎や土台を固めることで、高校3年になってから受験対策にフルコミットできます

そして、2年スパンで目標を狙えるので、燃え尽きることなく全速力で受験シーズンを走り切ることができます。2年間あれば、早慶上智レベルでも目指すには十分だと考えられます。1年目で基礎固めができることが本当に大きいです。

筆者は、3年生になってから本格的に受験勉強を始めたのですが、基礎固めに追われてしまい、土台を固め終わる頃には夏が来てしまいます。
そうなると、赤本研究や問題演習に十分な時間を確保することができず、志望校の問題を理解するレベルには到達するけど、志望校に受かるレベルには至らないことがあります。

そのため、高校2年生から塾に通い始めるのは、かなりおすすめです。

・高校2年生から塾に通うことのデメリット

高校2年生から塾に通うことのデメリットはそこまでないと僕は考えています。

強いて挙げるとすると、高校2年生の早い段階で通塾を始めると、高3から通塾するよりも費用がかかる点くらいです。

塾に関しては、もちろん費用も大事ですが、それよりも「費用対効果」で見て欲しいです。塾の費用を払うことで、それに対してどれくらいの効果を出してくれるかを見て下さい。
例えば、極端ですが月謝1万円で半年経っても成績が上がらない塾と月謝3万円だけど、半年で英語の偏差値が10上がる塾なら、迷わず後者を選びませんか?

塾に関しては、安く買うことを目的にするのではなく、何円でどれくらいの効果が得られそうかを比較検討して頂けると嬉しいです。


5、高校3年生から塾に通うパターン

最後に、高校3年生から塾に通うパターンです。

高校3年生にもなると、もう受験が1年を切っていてやばい、、、っていう時期ですよね笑でも、実際は部活の大会があったり、受験に本腰を入れるのが億劫になったりと、様々な理由から塾に通い出すのが高3からになる場合もありますよね。

そこで、高校3年生の時期から通塾を始める時のメリット、デメリットについて紹介していきます!

・高校3年生から塾に通うことのメリット

これは、スタートが遅くなってしまっている時点でメリットはそこまでないのですが、強いて言うと短期決戦型の子には向いています

例えば、残り1年間で一気に勉強したりとか部活の最後の大会が終わって本腰を入れる子には、良い切り替えになるかもしれません。
確かに、今までの指導経験上もそういう子は一部いました。バスケ部を6月までやりながら、引退して追い上げました。事実、彼は偏差値50台前半の高校から明治大学に現役で合格しました。

このように追い上げ力がある運動部の子には、高校3年生から塾に通うのもアリかと思います。

・高校3年生から塾に通うことのデメリット

高校3年生に関しては、正直デメリットの方が多いかなと感じています。

やはり、ラスト1年で塾に行き始める子は、そこまで勉強が得意じゃない子が多いです。そのため、『能力』の面からすると基礎固めからしっかりやる必要があるのに『現役』合格という観点から、時間がない中で基礎を疎かにしてしまいがちです。
その結果、受験後半(夏以降)の時期にミスやボロが出始め、第一志望に届かないというケースがよくあります。

つまり、高校3年生からの通塾だと一般的には、基礎固めなどが仕上がらず、間に合わないリスクが高いということです。1年で受験に勝つには、根性や高度な戦略などが要求されるので、おすすめはしません。

よって、高校3年生から塾に通い始めるのは、最善の選択ではないんです。


6、まとめ(結局いつから塾に行くべきか?) 

このように、どの学年からも塾に通うメリット、デメリットはあります。

その中でも僕が考える塾に通い始めるベストなタイミングは、「高校2年生の夏」からがおすすめです!

高校2年生にもなると勉強の難易度も上がり、受験も近づいてくるのとお子さん自身も塾に行かなきゃという前向きなマインドを持ちやすくなります。
高校2年生の夏から冬にかけて、受験科目の基礎を固め直します。塾の授業で基礎的な内容を解説してもらったり、基礎レベルの参考書を極めたりしていきます。
この土台を固めることで、高校3年生ではアウトプット中心な受験対策を進めることができます。

また、後1年半だけでいいので、最後までモチベーションを高く保つことができると思います。効率的な学習ができるだけでなく、モチベーションの管理もしやすいのがこの時期になります!

この記事を参考にお子さんを塾に行かせるタイミングをいつにするか考えていただけると幸いです!筆者の結論は、高校2年生の夏から塾に通うケースを提唱しておりますが、人によっては高校1年生から通うべきケースもあります。

このように、お子さんの性質やライフスタイル、志望校によってどんな塾にいつ行くべきかも変わってきます。僕たち「れいなお塾」は、当塾利用希望以外でもどの塾を選べばいいか、受験勉強にどのように向かって行けばいいかも無料で相談に乗っております!

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「学習デザイン」とは、教育という現場において、ある目的を達成するために必要な戦略を考え、実行し、課題を解決する力を養うことを意味しています。例えば、テストや受験において、周りと競うことになる試験で勝てるようになるためには、どの目的をどのような手段で達成するべきかを「考える力」が必要になります。

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