【やる気の出し方】勉強のやる気・モチベが出ない5つの原因と3つの対処法!
【著者紹介】
れいなお塾講師:金子 直樹(かねこ なおき)
経歴:大手個別指導塾講師歴3年・指導歴5年目・年間授業回400回以上・総授業回数1500回以上・これまでに担当してきた生徒数100人以上・小学生~高校生まで幅広く担当・「やる気スイッチ」に関する研修を実施。資格:TOEIC810点
2022年度合格実績:明治大学情報コミュ・英検準1級:1/1人・英検2級:3人3人・英検準2級:8/8人合格・英検3級5/5人
こんにちは!本日のブログ記事をご覧いただきありがとうございます!
本日は、本日は、「勉強のやる気・モチベが上がらない5つの原因」・「やる気を引き出す3つの方法」「やる気を引き出す3つのポイント」を解説します!
10月中旬、受験への不安や焦りからモチベーションが下がってしまった高校3年生、受験が控えているが、勉強をスタートできていない高校生や中学生、テスト勉強をしたくない中高生、親から強制された中学受験をする小学生など、
これまで、多くの小中高生を担当してくる中で、様々な悩みを抱えた学生に対して、実際に行い、やる気スイッチが入った実例などを踏まえて、成果のあった方法について詳しく解説しています。
「子供がなかなか勉強してくれない」「やる気を出してほしい」ことや「勉強したくない」「勉強のやる気が出ない」といった方は、ぜひ一度読んでみてください!
少し長いですが、記事を読み切った後には、子供のやる気の引き出し方や本当に必要なアプローチを理解することができると思います。それでは見ていきましょう!
勉強のやる気・モチベが出ない5つの原因
まず、勉強のやる気・モチベが出ない5つの原因についてご紹介します。
やる気・モチベが出ない5つの原因
- 勉強の目的(目標)がはっきりしていない
- 人に相談できず、自分の中だけで考え、解決しようとしている。
- 勉強面で不安がある。(自信が持てない)
- 睡眠不足
- 気が散るものがある。
1. 勉強の目的(目標)がはっきりしていない。
勉強のやる気がでない原因のひとつは、明確な夢や目標が決まっておらず、「何のための勉強しているのか?」「勉強する意味がわからない」状態のことが非常に多いです。
例えば、夢と言われてもまだ決まっていない方、なんとなく偏差値の良い大学に行きたいという受験生には、漠然とした目標になってしまうため、モチベーション・やる気が上がらないことが多いです。また、勉強するように言われて嫌々ながら勉強している小学生や中学生にも同じ傾向が見受けられます。
自分の夢や目標が曖昧で、勉強の目的を見失っていることが、やる気が出ない大きな原因となっています。
(解決方法は下の方で解説しています。)
2. 人に相談できず、自分の中だけで考え、解決しようとしている。
2つ目の大きな要因は、人に相談できていないことです。
勉強のモチベーションが下がっていて、「勉強したくないなぁ」、「成績上がらないなぁ」や「早く受験終わらないかなぁ」といった思ったことがあると思います。
そしてほとんどの人が、相談したことがなく、自分自身の中で何とか解決しようとしている人が多いです。これ自体は悪い事ではありません。自分自身で自分自身のモチベーションを上げようとすることは、今後必要な力でもあり、素晴らしいことだと思います。
しかし、人に相談することによって、自分に見えていない考え方や悩みの解消ができるだけでなく、それをきっかけにその人を信頼し、仲良くなることができると思います。
相談して、気持ちが楽になり、新たな活路が見いだせることができれば、モチベーションややる気は必ず上がります!
ぜひ、色々な人に相談しましょう!
3. 勉強面で不安がある。(自信が持てない)
3つ目の要因は、「勉強しても成績が上がらない」「この勉強方法で本当に賢くなれるのか?」といった勉強面での悩みや不安が、モチベーション向上を阻害している場合が多いです。
この悩みを抱えている人は本当に多いですね、自分も同じ悩みを抱えていましたし、自分が担当していた生徒も同じ悩みを抱えていました。
例えば、自分が授業を担当していたA君は、夏休み明けの9月・10月頃、現状の成績に対する不安と入試が近づいてくることへの焦りから、勉強に集中できないと相談してくれました。
そこで、その子の不安や悩みをすべて言語化して相談に乗り、今後の”学習デザイン”を行うことで、モチベーションを取り戻し、無事第1志望校であった明治大学に合格しました。同じような悩みを抱えている生徒は他にもたくさんいました。
つまり、勉強に集中できていないなぁと感じるときは、一概に勉強をさぼっているわけではなく、むしろ勉強に悩み、苦しんでいることが多いです。
4. 睡眠不足
ここからは、外的要因(=自分を取り巻く環境から影響を受けるもの)として考えられるものを上げていきます。
「睡眠不足」は、非常に多くの悪い影響を引き起こします。
集中力の低下、免疫能力の低下=風邪を引きやすくなる、感情・気持ちの乱れ=モチベーション・やる気の低下、記憶力・思考力の低下など、非常に多くのデメリットがあります。
受験生の場合、最低でも6時間は寝るようにしましょう。あくまで最低時間です。
自分は、6時間では足りないと感じ、7~8時間は必ず寝るようにしていました。
自分が担当している生徒も同じ時間寝るようにしています。
勉強への不安や焦りから睡眠時間を削ろうとする人がいますが、それは逆に勉強効率を悪くしてしまいます。
十分な睡眠時間を確保するようにしましょう。
5. 気が散るものがある。
外的要因には、机や目に見える範囲内に、気が散るものが置いてあると、集中力やモチベーション・やる気を下げてしまう場合があります。
例えば、ゲーム機やスマートフォン、散らかっている部屋などが挙げられます。
勉強をスムーズに始められるように、あらかじめ物は片づけておき、なるべく視野の中に気が散るものがないようにしましょう。
全くモチベーションが上がらない時や家での学習ができない時は、「環境」を変えるといいです!
近くのカフェや図書館に行くだけでも、勉強の集中度ややる気は変わります!
勉強でやる気・モチベを引き出す3つの方法!
その1.信頼できる人に相談する!
3つ目の方法は、とにかく他人に相談することです!
悩んでいることのほとんどが、人と話をすることで、楽になり、解決できることも多いです!
相談する相手がいない場合は、ぜひ私たちにご相談ください!勉強以外のことでもなんでも大丈夫です!!!
自分の内側にある思いを他の人に相談し、色々な人の考え方を聞いてみると、気持ちの整理がついて、楽になることができます。
話をすることができる人に、一度相談してみると良いかもしれません。
実際にあった例:高3女の子
「先生と話をすると、自信がわいてきます!」
ある高校3年生の女の子が、共通テストの問題が全然解けず、元気がなくなってしまったと相談をしてくれました。
私は、本人の悩みや今の思いを深く掘り下げて話を聞いた後、これからの対策について簡単に話を行いました。たいしたことはしていませんでしたが、その女の子は、自信を取り戻し、先の発言をしてくれました。
これは、「何を相談したか」ではなく、「誰に相談したか」によるものだったと思います。(本人にはとても信頼されているようで、ものすごくうれしかったと伝えました(笑))
その2.行動してからやる気を出す!
一つ目の方法は、「行動してからやる気が出てくる」タイプです!!!
この方法は、科学的にも証明されており、多くの論文があるほど、実践的かつ効果的な方法の一つです!
実際、1分でもいいから勉強を始めてみると、いつのまにか1時間勉強していることや気づいたら勉強に集中していることがあります。
この方法は、実際にやってみないと分からないと思いますので、ぜひ挑戦してみてください!!!
実例:テニス部の男の子
自分が担当していた生徒の実例を挙げると、勉強が嫌いで、テスト前で焦りはあるけど、勉強にやる気が出ないと悩んでいる生徒がいました。
そこで、その子に、今までの人生の中で集中できたシーンを尋ねると、テニスの負け確定の試合の時、絶対負けたくない気持ちから、極限の集中状態を作ることができたと教えてくれました。
彼に、「最も集中し続けることができる時間は何分か?」を尋ねた所、15分と答えてくれました。
そこで、今からその15分だけ全力で集中して勉強し、15分経ったら勉強を終わりにして取り組んでみることを進めてみました。とにかく15分だけ全力で集中して勉強をしてもらいました。
すると、15分後、「今きり悪いから待って!」と勉強にのめり込んでいました。さらに言えば、その子はその15分を「ソウルタイム」と名付け、一日中その方法を実践してくれました。
一日終わったころには、めちゃめちゃ集中して勉強できたことへの達成感と喜びから、嬉しそうに報告してくれました。(今もその方法で英単語や古文単語の暗記を行っています!(笑))
テスト前で勉強のモチベーションが低かった生徒にも同じようなアドバイスをしたところ、その子も「これならたくさんできます!」と言って、一生懸命に勉強してくれました。
皆さんも、だまされたと思って、「ソウルタイム」で勉強してみてください(笑)!
その2.やる気スイッチの本当の場所=希望(過信)を持つ!
2つ目の方法は、本当のやる気スイッチの場所を理解して、本当の「やる気スイッチ」を入れ、モチベーション向上を図る方法です。
上の画像は、私が実際に研修で使用したスライドの一つです。
最初にお伝えしたように、行動してから、成功体験が生まれ、自信につながり、その自信が行動を促してくれます。
ところが、最初から自信を持って行動できる人は、多くないでしょう。自分もそうでした。不安や焦りから、かえって勉強に集中できなくなってしまいます。
だからこそ、私は、やる気スイッチの本当の場所として、「希望(過信)を持てる=やる気スイッチを入れる」ようにしています。その上で大切な3つのポイントについては、さらに下の方で解説していますので、ぜひ読んでみてください。
自分に自信がない方は、希望(過信)を持てるようにしてみると、行動しやすくなると思います。
やる気・モチベを引き出す上で重要な3つのポイント!
その1.成功のイメージ(妄想)
希望(過信)に持ってもらい、やる気を引き出すための1つ目のコツは、「成功のイメージ(妄想)」を頭の中に描くことです!!!
人は、左脳で論理的に理解しても行動できません。例えば、どんなに勉強することの正当性を伝えられても、勉強できないことが多いのと一緒です。そこで、右脳=感情で理解してもらうことも大切です。
成功のイメージ(妄想)とは、頭の中で、将来の自分がこんな風になっているという未来像を頭の中に描いてもらうこと(=夢や目標の明確化)です。
例えば、「大学に入ったら、こんなアルバイトをして、こんなサークルに入って、こんな遊びをする」といったことや「こんな風に勉強して、10月にこんな偏差値・点数になっている!」など、成功した自分をイメージすることが大切です。
その2.実現可能性(できそう感)
成功のイメージ(妄想)を右脳で理解してもらうと同時に、左脳で論理的な勉強方法などについて理解することがとても大切です!
簡単に言い換えれば、「できそう!」と強く思えるような勉強法や勉強計画を明確化することです!
例えば、自分の実際の生徒であったことは、勉強のモチベーションが低い時に、将来の目標やなりたい姿を明確化してもらった後、その夢や目標を叶えるための”学習デザイン”=長期・中期・短期、月ごと、週毎、日ごとにやるべきことについて伝えていきました。
この時、一番大切なことは、その子にとって”できそう”な行動目標を作ることです。そうすることで、それならできそう!という気持ちから勉強へ取り組むことができました。
やる気・モチベーションが下がっているときは、一度目標を見つめ直し、その目標を達成するための勉強計画を立ててみると良いでしょう!
学習デザインでは、この勉強計画やモチベーション管理を行っています!
その3.妄想の反復
最後に大切なポイントは、一度出たやる気を長期的に維持することです!
人のモチベーションは、「焚火」と同じであると考えています。
焚火をする際、火をつけてから、木を足さないかった時や雨が降って濡れてしまった場合、すぐに火は消えてします。
人のモチベーションも同じです。強い動機付け(=木・炭)を足し続け、外的要因(=雨)を防ぎ、やる気・モチベーションを維持する事(=燃やし続けること)が大切です。
そのためには、継続的にその1とその2を繰り返すことが大切です。ただし、これを一人で行うことは非常に難しいため、他の人に相談することが大切です!
まとめ
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
本日は、「勉強のやる気・モチベが上がらない5つの原因」・「やる気を引き出す3つの方法」「やる気を引き出す3つのポイント」について解説してきました。
全体を通して伝えてきたことではありますが、もしこの記事を読んでいる人が、実際にやる気が出ないことに悩んでいるのなら、一度誰かに相談してみましょう。
もしこの記事を読んでいる方で、身近にやる気が出ていない人のやる気を上げたいと思うのなら、やる気を上げる3つの方法と3つのポイントを意識して、活用してみてください。
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