【大学受験】長文が早く読める?!英文(構文)解釈のメリットとレベル別おすすめ参考書3冊!
本日は、前回に続いて「Step2:構文解釈編」をご紹介していきます。
「英文解釈ってどの参考書で勉強すればいいの?」「SVOCって何?」「何から始めればいいの?」などの疑問をこの記事では解消します!
おすすめの参考書をレベル別に3冊ご紹介します!自分に合った参考書をぜひ見つけて、勉強してみてください!!!
英文解釈のメリット
英文解釈とは、英単語と文法を駆使して、複雑な英文を素早く正確に読み取る運用能力を養うものです。
中学校までは、英単語と文法だけで和訳をすることができました。しかし、大学受験では通用しなくなります。
英文解釈を学習することでどのようなメリット・効果があるのかについて理解していきましょう。目的やゴールを明確化することでやる気UPや学習効率UPにつながります。
メリット1:複雑な英文を正しく和訳することができる!
1つ目のメリットは、
1文1文が非常に長く複雑な文章を、素早く正確に和訳できるようになることです。
大学受験の英語長文は、とにかく1文が長くなります。ピリオドまで3行以上あるものや、1文の構造が非常に複雑なものも多くなります。
また、英単語や文法ができるだけではなく、その運用能力を問う問題が多くなります。
例えば、「関係代名詞・関係副詞が何の説明をしているのか」、「どこを修飾しているのか」、「"and"はどこと対応しているのか」といった「関係性」を見抜く力が必要となります。
例えば、国立大学や難関私立大学に多い「和訳問題」はまさにこの英文解釈の力を求めてきます。
英文解釈を学習することで、文法だけでなく、独特の意味と関係性を持ついくつかの「重要構文」を知ることができ、和訳問題で高得点を取ることが可能になります。
また、自信をもって解答できるようになり、いろいろな問題の解答にもしっかりとした「根拠」を持つことができるようになります。英語の本質的な力を磨きたい方はぜひ取り組んでみてください!
メリット2:長文の速読力向上につながる!
2つ目のメリットは、英語長文の速読力が上がります!
そもそも、英語が速く読めない原因の一つには、1文1文の読み方にあります。
読むのが遅い人は、1文の中で要点を取りながら文を読むことができていない場合が多いです。すべての言葉をすべて同じ重要度で読んでしまっています。
現代文でも同じことが言えますが、速読できる人は文章の中で大切な箇所とそうでない箇所に「強弱」をつけて読むことができています。この「強弱」をつけて読めることが非常に大切です!
英文解釈を学習することで、複雑で非常に長い1文から、文章の骨格となる部分を素早く見つけることや修飾、被修飾の関係を速く正確に読み取り、最も大事な箇所を見つけることができます。
そうすることで、英語を速く理解することができ、速読力UPに大きくつながります!
メリット3:過去問を効率的に活用できるようになる!
3つ目のメリットは、過去問を効率的に活用できるようになります!
この3つ目が最も大切といっても過言ではありませんが、英文解釈は過去問の学習効率を大幅に向上させます。過去問をしっかりと活用できるようになるためには、英文解釈の能力が必須であると言えます。
その理由は、過去問の解説がほとんどないからです!
これは、過去問に取り組み始めなければ気づけないことでもありますが、どの大学であっても、過去問の解説はほとんどありません。全文和訳が記載されているだけです。
そのため、過去問を効率よく活用するためには、解説の全文和訳を本文と照らし合わせ、その和訳になる構文解釈を自分自身で行うことが必須となります。
速読力を鍛えるためには、正しく読める文章を繰り返し音読することで身に付けることができます。
正しく文章を読めていない状態では、速読力はつきません。
よって、英文解釈の力を事前に養っておくことは、非常に大切になります!
これからご紹介する参考書を使用して、ぜひ丁寧に学習してみてください!後で後悔しないために。
英文解釈のおすすめ参考書3選
それでは、英文解釈でおすすめの参考書を、レベル別に3冊ご紹介します!
自分のレベルに合わせて取り組んでみてください!各テキストの特徴や勉強方法についてもご紹介します。
1.肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本
英文法を中心に構文解釈の学習ができます。
文法を学習したばかりで、まだ自信を持てない人が復習しながら英文解釈を学習することができる超効率的な参考書となっています。
各文法の説明はもちろんのこと、形容詞や副詞といった品詞の解説がわかりやすく、構文解釈の学習効果をあげるために、知らない英単語で躓かないように、すべて中学レベルの英単語を使用してくれています。
学習効率や効果が非常に高いため、初級者の方にとってはとても学習がしやすく、おすすめです!
自分が塾の生徒に授業するときにも活用している1冊です!
2.入門英文解釈の技術70
こちらのテキストも、文法を復習しながら、受験で使われる複雑な構文のほとんどを見抜く力が養える参考書です。(自分はこれを使いました!)
まず、品詞の説明がとてもわかりやすく、構文の説明が図式化されているため、視覚的にとても見やすく、理解しやすい点が大きなメリットといえます
また、実際の過去問に出題された文章を使っており、復習用に、まとめたページとCDが付属しているため、音読を通した定着を図ることができます。
1冊目は文法を中心とした参考書でしたが、こちらの参考書は構文解釈を中心に学習する中ででてきた文法の解説をするといったスタイルで、1冊目比べるとやや難易度が上がります。
しかし、MARCHレベルの文章を難なく解読できるようになるため、文法の理解はある程度できていて、構文を主に学習したい方には、特におすすめの参考書です。
3.ポレポレ英文読解プロセス50
この参考書は、上級者向けです。
早慶上智・東大や京大など、超難関大学の文章を確実に読めるようになりたい方が学習する参考書です。
読解の基本プロセスが身につくような配列がされており、効率的に学習することができます。難関大学の文章を使用した構文解釈の解説書です。
このテキストを完璧にすると、超難関大学の文章であっても自信をもって読むことができるようになるほど、難しく、わかりやすい参考書です!時間がある方にはおすすめです。(取り組むことができなくても、合格することはできます。)
まとめ・最後に
いかかだったでしょうか。
本日は、構文解釈を勉強するべき理由・メリットについて簡単に解説し、併せておすすめ参考書のご紹介を行いました。
大学受験では、英文(構文)解釈の学習は必須です。
自分自身のレベルに合わせて、ぜひ学習してみてください!
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ありがとうございました!!!