【大学受験】現代文にセンスはいらない!?偏差値を伸ばすために必要なたった3つの視点

みなさん、こんにちは!!れいなお塾の代表の伊倉と申します!
今回は、大学受験の現代文の偏差値を伸ばすために、必要な3つの視点について解説しています!

「現代文の勉強って結局センスだよな〜」とか、「地頭勝負だから私には勝てないな〜」って思っていませんか?

もしこれを思っている人がいたら、今日からこの固定概念を捨ててしまいましょう!笑
現代文という科目がセンスで解けない、という”勘違い”が受験業界では、蔓延してしまっています。

そこで、今回は、国語の偏差値40台だった僕が(実際の偏差値40台だった僕の模試はこちらから!)、早慶レベルの現代文で戦えるようになり、センター試験(今で言う共通テスト)で、8割〜9割を安定させることができた時に学んだことを紹介して参ります!

今回の記事では、現代文の中でも、苦戦しやすい評論文に焦点を当て、成績を伸ばすのに必要な3つの視点を言語化することで、センスではなく、テクニックや考え方を活かして、解けるようになることを目指した記事になっています!

この記事を読んで、必要な3つの視点を熟知した上で、センター試験の過去問を10年分解いてみてください。
確実に今のあなたの正答率は、上がります。それでは、早速内容に入っていきましょう!

大学受験の現代文が苦手になる3つのパターン

実は、大学受験の現代文の偏差値が伸び悩んでいる子には、大きく分けて3つのパターンがあります。
今回は、まずこの3つの苦手なパターンを紹介するので、自分がどれに当てはまるのかを考えながら、読んで頂けると嬉しいです!!

「感覚で解ける=現代文が得意」と考えている

これはタイトルでも言っていますが、センス感覚で問題を解けている子たちに伝えたいことです。

確かに、現代文は地頭の良さや、思考力の高さが理由で人よりも正答率が高いことはよくあると思います。
それに国語の勉強をする前から、解けてしまうくらいに今まで勉強を頑張ってきたということは本当にすごいです。

僕は、高校生になるまで、本を読んだこともないし、勉強も得意ではなかったので、いきなり現代文を読んでなんとなくでも正解を出せるのが本当にすごいなって思います、笑

ただ、ここで誤解して欲しくないのが、あくまで今までの経験がその子の情報処理能力や論理的思考力を鍛えていただけであって、本質的に現代文が得意という訳ではないということです。

現代文は、そもそも感覚で解く科目ではないです。論理的に書かれた文章を読解することで、今この質問は何を聞いているのかを整理し、その質問の答えにならない選択肢を切る問題が現代文には多いです。

だからこそ、感覚とは対極にいる論理を活用して、本文の構造や、文章構成がどのような運びをしているのかを分析する必要があるのです。

また、現代文の入試では、最大点数を上げたいというよりかは、どんな問題でも安定して一定の点数を取ることが要求されます。度重なる問題傾向を分析して、初めて、現代文の問題で「あれ、この問題ってこうやって、こうやるんだろうな」という攻略法が芽生えてきます。

このように、感覚で解いている現代文を完全ロジック型の学習に落とし込んでいくことが大事です。

語彙力、漢字力などが著しく欠如している

次にこの課題です。僕のように偏差値40台からのスタートした、本当に国語が苦手な子によく起こる問題です。

このように、国語の学習経験がない子だと、そもそも本文を読んでいて、なんでこの本文がこのような意味になるのだろう?という本来苦戦するべき点ではない箇所で苦戦することが増えます。

例えば、現代文の本文で、「西洋文学が、ヨーロッパ諸国の文化を批判するのは、支離滅裂な話だ。」という文章があったとします。

この文章を見たときに、仮に「支離滅裂」という言葉の意味を知らないと、マイナスな文章なのか、それともプラスな文章なのかが判定できなくなってしまいます。

このように、語彙力の欠損によって、本文を理解できないことも起こり得るということです。

また、漢字の学習も同様に、熟語の意味などを正しく理解できていないと、本文の解釈に支障をきたす場合があります。そのため、たかが漢字と思わず、真摯に向き合う必要があります。

選択肢を切る方法を言語化できない

これも受験生にどのように現代文を解いているか?と聞くと、明確に答えることができない問いの一つだと言えます。

現代文の問題の解き方を言語化できますか??

おそらく、多くの受験生はこれをするのに苦戦するかと思います。
もちろん問題によっても異なるので、一概にこれとは言えませんが、ある程度公式的に落とし込めるのが現代文なのです。

選択肢の中でも多くの人は✖️をつける方法、すなわち「消去法」という方法を用いて、問題を解くと思います。
ただ、言語化できて欲しいのは、その先です。

✖️をつけるとは、どのような基準で選択肢を消していくのか、曖昧だと感じた選択肢に▲を振りすぎていないか、○だと感じるのはどのような選択肢か、これら全ての基準値を言語化できますか?というお話です。

僕は、この基準がブレブレで、▲にしていたのが明確にバツの選択肢だったりと自分の解き方、基準を言語化できていないせいで、苦戦していました。

このように曖昧な科目に見えるからこそ、これも答えっぽいなと思うからこそ、解く自分には明確な基準を設けておくのが大事になるのです。

大学受験の現代文で、偏差値を伸ばす3つの方法

ここまで、現代文の偏差値が伸びない要因について分析をして参りました。ここからは、現代文の偏差値を伸ばすために必要な3つの視点を紹介していきます!

今日からこの視点を持って、毎日現代文の問題を解いて、復習するを繰り返してみてください。1ヶ月あれば、確実に変化が起きますし、受験までその意識を忘れずに演習を積むことができれば、間違いなく現代文が得意科目になるでしょう!

それでは、ラスト3つの視点行きますね!!(忘れちゃいそうな人は、メモを取る準備を!)

本文に隠れている対比構造を把握できる

現代文の問題を解く上で、持っておくべき1つ目の視点は、「対比構造を探す視点」です!

対比構造とは、筆者の主張に対して、それに対する一般論などが対照的に書かれている構造のことです。例えば、「日本人は意見を明確に言わないが、欧米人は思ったことをはっきり言う。私は、日本人のはっきり言わないところに日本文化の美学を感じる。」という構造です。

今回の文章では、日本人と欧米人の性質が対比的に書かれており、筆者はあくまで日本人の性質を主張として述べているのが分かります。

これが分かるだけで、筆者の主張=日本人の曖昧さという構造が分かるので、欧米人や西洋人に対して、日本人を形容していた曖昧さなどのワードを使う選択肢があったら誤った選択肢と言えます。

このように、現代文(評論文)には、必ず対比的な構造が潜んでおり、その構造を捉えることが正答率を上げることに大きく繋がるという訳です!!

この対比構造を用いた読解による受験攻略は、こちらの記事でも詳しく書いているので、気になる方は是非こちらも併せてご覧ください!

選択肢の切り方を自分の中で公式化する

2つ目の視点は、上記で出した、選択肢の切り方を言語化できないという課題を解消するためのアプローチになっています。選択肢を切るコツとして、一つ公式化した考え方を紹介します。

あくまで、僕の主観的観測も含まれているので、一例として見ていただけると幸いです。

僕は、とにかく現代文の選択問題の正解は、「無傷な選択肢」という覚え方をしていました!現代文の選択肢を消去法で考える時は、傷があるかないかを常に見るようにしていました。

選択肢の長い一文を句読点ごとに区切り、ここからここまで範囲で傷(=記述に反する箇所、記述にない箇所)がないかだけを考えていました。

少しでも傷がついた瞬間にもうその選択肢を吟味する事をやめます。一文で見てしまうと、つい本当っぽく見えてしまう選択肢も多いので、なるべく細分化して吟味をするのがコツです!

そして、傷アリを消すことだけを徹底することで、これっぽいなで選んでしまい間違えるというリスクも減らすことができます。

このように自分の中で、選択肢の切り方を公式化できるくらいまで落とし込んでおくと、その考え方で毎度問題を見れるので正答率も安定してきます。

問題が聞いている下線部の範囲を明確化できるようになる

これが3つ目の視点なのですが、ズバリ「問いの範囲を明確化する」という意識です!

例えばですが、問2の選択肢の正解の根拠が問6の下線部にあるってほとんどないですよね?
これは何故でしょうか?距離が遠いからだけでしょうか?

答えは、「話題がもう変わっているから」です!!話が違うところからわざわざ引っ張ってくるなんて、当たり前かもしれませんがしないのです。

じゃあ、答えの根拠となる本文を探すときにはどうしたらいいかと言うと、その問題のテーマの範囲をまず絞るのです。次の段落に行ったら、もうテーマが変わっているとか、1段落前は同じ話をしているとかです。

このように、前後の文章を読みながら下線部が質問している範囲は、本文中のどこからどこまでなのかを明確にしてあげるのです。

これによって、現代文の解説によくある根拠文がなぜか違うと言われた時でも、「あ〜、ここまでが下線部の範囲だから今回の問題では根拠箇所じゃないのか」という理解ができるようになります。

情報が多い文章だからこそ、どこの情報が何を表しているのかは、しっかり見ることで、下線部の根拠を探す範囲を決めていきましょう!

まとめ

如何でしたでしょうか?今回は現代文の偏差値を上げるために必要な3つの視点というテーマのもと、大学受験の現代文の攻略法を述べていきました。

現代文という科目は、形が掴めない感じがあり、どこか安定しない科目にも思えるかもしれませんが、自分の解き方が公式化してからは安定する科目です。

今日の3つの視点を忘れずに、これからの現代文の学習を頑張ってみてください!

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